一人暮らしの防災備蓄、何をどれだけ揃える?

くらし

防災用品を検索すると情報が多すぎて、結局何を揃えればいいのか分からなくなる。あるいは、一通り買ったものの、気づいたら賞味期限が切れていた。そんな経験、ないですか。

一人暮らしの場合、災害が起きたときに頼れるのは基本的に自分だけ。誰かと分担することも、誰かの備蓄に頼ることもできない。だからこそ、「何を、どれだけ、どうやって管理するか」を最初に整理しておくことが大事だと思ってる。

私自身、水・食品・日用品をローリングストック方式で備蓄してるけど、ここに落ち着くまでには、収納の悩みや管理の試行錯誤があった。

防災用品は種類が多く感じるけど、大きく分けると水・食料・生活用品の3つ。

飲料水は最優先の備蓄。一人暮らしは家族の分を考える必要がない反面、誰かに分けてもらうこともできない。自分の分は自分で確保しておく必要がある。

食料は、缶詰など常温で長期保存できる食品を中心に備える。特別な非常食である必要はなくて、普段から食べ慣れてる物を選んだほうが、結果的に続けやすい。

生活用品は、トイレットペーパーなどの日用品に加えて、見落とされがちなのが非常用トイレ。断水時、水や食料以上に困るのがトイレの問題だと言われてる。同居人がいない一人暮らしは、こういう生活インフラの停止に、一人で対応する必要がある。

一般的には「最低3日分、可能であれば1週間分」が目安とされてる。私自身も、水・トイレットペーパー・非常用トイレ・缶詰などを、この目安を意識しながら備えてる(数量を細かく公開すると、かえって「これが正解」って誤解を招きやすいから、ここでは目安としてお伝えする)。大事なのは、正確な数を揃えることよりも、自分の生活に合った量を把握しておくことだと思ってる。

ローリングストックというと、専用の非常食を買い揃えるイメージを持たれがちだけど、本来の考え方は逆。普段の生活で使ってる食品を、少し多めに持っておく。使った分だけ買い足す。これだけ。

私の場合、オートミールやグラノーラ、豆乳など、日常的に食べてる物をそのまま備蓄に組み込んでる。缶詰も、非常用として買った物じゃなくて、普段から食べる物を多めに持つようにしてる。

特別な物を用意しようとすると、「普段食べないから、賞味期限が近づいても消費しない」って状態になりがち。普段使う物を備蓄に組み込んでおくと、自然に消費と補充のサイクルが回るようになる。

備蓄を始めてみて分かったのは、食品や日用品を「買うこと」よりも、「どこに置くか」のほうが難しいってこと。

一人暮らしは収納スペースが限られてるから、備蓄品専用のスペースがあるとは限らない。私も、缶詰の収納方法を、市販の収納ボックスを比較しながら何度か試行錯誤した。サイズが合わなかったり、置き場所と噛み合わなかったりして、簡単には決まらなかった。

置き場所に悩む場合は、「防災用」として別枠で持つんじゃなくて、普段の食品・日用品の延長として収納するとか、まとめて大量に買うんじゃなくて収納できるサイズ・量から逆算して揃えるとか、定期的に使う場所の近くに置いて存在を忘れないようにするとか、そういう考え方が参考になる。収納用品を買う場合は、備蓄品のサイズを先に測ってから選ぶのがおすすめ。

備蓄は「買えば終わり」じゃなくて、「置く場所を含めて管理する」ところまでがセットだと感じてる。

ローリングストックを続けるうえで悩みやすいのが、「気づいたら期限が切れていた」って失敗。私は、ゆるいルールで管理してる。

買い足すときは、既存のストックの手前に新しい物を入れず、奥に足す。いわゆる先入れ先出し。特別な棚を用意せず、普段使う場所の近くに置く。「備蓄専用」にせず、日常的に消費する食品として扱う。

厳密に賞味期限を管理しようとすると続かなくなるから、「普段の延長線上で管理できる仕組み」にしておくのがポイントだと思ってる。

上で書いた水・食料・生活用品に加えて、一人暮らしの女性の場合、避難時に持ち出す最低限の荷物、貴重品とか簡易ライトとかをまとめておくこと。衛生用品は、災害時に手に入りにくくなる前提で多めに持つこと。情報収集の手段、携帯の充電手段などを確保しておくこと。このあたりも考えておくといいとされてる。

これらは一般的に言われてる内容で、私自身も特別な専門知識があるわけじゃない。あくまで「実践者の一人」として備えてる範囲での話。

断捨離や「物を減らす」ことに関心がある人ほど、防災備蓄を「増やしたくない物」として避けてしまうことがある。私自身もそう感じてた時期があった。

でも、物を減らすことと、暮らしに必要な備えを持つことは、矛盾しない。防災用品は「いざというときの安心」のために持つ物であって、削る対象じゃないと思ってる。ただし、「なんとなく増やす」んじゃなくて、収納場所を含めて管理できる量にしておくことは大事。

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