「物を減らしたい」が口癖みたいになってきたのは、40代に入ってからだと思う。
なんでだろう、と考えてみたけど、たぶん理由は一つじゃない。老後のこととか、一人暮らしだから最終的に全部自分でどうにかしないといけないとか、そういうのがじわじわ効いてきてる気がする。
でも、じゃあ実際やるかっていうと、これがなかなか手が動かない。私だけじゃないですよね、たぶん。
一人暮らしで断捨離をしようとして、途中で挫折した経験、ないだろうか。私は何度もある。休日に「今日は一気に片付ける」って意気込んで始めて、途中で疲れて、結局部屋に物が広がっただけで終わる。そういう日が、正直何度もあった。
一人暮らしって、自分のペースで進められる反面、「これどうする?」って相談できる相手がいない。判断も作業も、全部自分一人で背負うことになる。だから、続かないのは意志が弱いからじゃなくて、単純にやり方が合ってなかっただけなんだと思うようになった。
断捨離の記事って、だいたい「まず捨てましょう」から始まる。でも、これが一番きつい。
私の場合、名刺入れとかクッションとか化粧品とか、新しく何か買うときも何日も悩む。「本当に必要かな」「長く使えるかな」って考えて買ったものだから、簡単には手放せない。
だから私は、「捨てる」じゃなくて、今の自分が実際に使っているかどうかだけを見るようにした。半年以上使ってない、存在を忘れてた、収納の奥にしまいっぱなし。こういうのを見つけるだけで、正直、十分。この段階では、まだ捨てなくてもいい。
私が最初に手をつけやすかったのは、「思い出が少ないもの」だった。
古い説明書とか、保証期限切れの書類とか、サンプルでもらった化粧品とか、使い切れなかったコスメとか。こういうものは、「また使うかも」という気持ちがそもそも薄いから、判断しやすい。
逆に、趣味のグッズだけは最後まで残った。ここだけは判断の重さが違った。
だから、「全部捨てる」じゃなくて、「今も好きなものだけ残す」。それくらいでいいと思ってる。
物を減らすうえで、実は「捨てる」以上に大事なのが「増やさない」ことだと気づいた。
収納用品を買う前に、サイズと置き場所を先に確認する。「入れる場所があるから」じゃなくて「今あるサイズに合うか」で選ぶ。家具も、置いた後の使い勝手まで考えてから決める。
こうしておくと、そもそも収納が足りなくなりにくいし、「捨てなきゃ」っていう焦りも減る。断捨離は、捨てる作業より、増やさない習慣のほうが効果が長続きすると感じてる。
一気にやろうとすると疲れて終わる。これは何度も経験して分かったこと。それ以来、私は次のルールで進めてる。
引き出し一つだけ。15分だけ。ゴミ袋1袋分だけ。
どれも「今日はこれだけ」って決めて、それ以上やらないのがポイント。物足りないくらいでやめておくと、次の日もまた取り組みやすくなる。少しずつでも積み重ねたほうが、結果的には続いた。
「物を減らしたい」と思うようになっても、防災用品だけは別だと思ってる。
一人暮らしだからこそ、災害のときに頼れるのは、自分で準備しておいた備蓄だけ。水とか非常食とか日用品は、ローリングストックでずっと続けてる。物を減らすことと、暮らしに必要な備えを減らすことは、イコールじゃない。「安心のために持ってるもの」は、残していいと思う。
物を減らす作業は、買うときだけで終わりじゃない。一度買った物についても、「本当に自分に合ってるか」を、時々見直すようにしてる。
例えば、名刺入れやクッションなどの生活用品も、価格だけじゃなく使い勝手や耐久性を考えて選んだつもりでも、実際に使ってみると「思ってたのと違った」と感じることがある。そういうときは、無理に使い続けずに、次の判断材料にしてる。
買って終わりにせず、生活との相性を確認し続ける。これも、物を増やしすぎないための習慣のひとつだと思う。
物を減らそうと思ったとき、私は「捨てること」を目標にするのをやめた。代わりに見るようにしたのは、今も使ってるか、今の自分に必要か、持ってて安心できるものか。この3つ。
最初に手をつけやすいのは、思い出が少ないもの。防災用品みたいに、無理に減らさなくていいものもある。一気にやらず、引き出し一つ・15分・ゴミ袋1袋分くらいの小さい単位で積み重ねること。そして、買うときから「これは本当に必要か」を意識しておくと、そもそも捨てる作業自体が減っていく。とはいえ、今でもトキメキを感じたら衝動で買っちゃうこともあるけどね。
40代・50代になると、物には思い出も積み重なってる。だから、勢いで全部捨てる必要はない。少しずつ、自分が心地よく暮らせる量を探していけばいい。私はそう考えるようになってから、前より気持ちが楽に片付けられるようになった。
40代・50代、一人暮らしで「物を減らしたい」と思ったら最初にやること
くらし
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